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9月10日 いにしえの荘厳に言を唱わず

北陸・浜名湖旅行2日目。いよいよ本当の北陸旅行がスタートした。
朝7時に神戸を出発、10時福井駅発の直行バスに乗って本日の第1目的地、永平寺へ。永平寺に到着するや否や、そのただならぬ荘厳なる雰囲気に呑み込まれそうになる。つとめて心を鎮めて、礼を失せぬように本殿へと進んだ。観光客気分では足を進められない、まさにそれを体現させてくれる寺であった。写真は概ね自由だったが、カメラを取る手は自然と震え、ほとんど撮影することは無かった。ちなみに私は基本的に無宗派であるが、家系は曹洞宗で続いてきたので、我が家の総本山でもある。

続いては兼六園&金沢城。隣り合っているこれらの施設、まず名園兼六園から回ることに。木々の美しさと奥ゆかしさを見事なまでに表現している園のつくりは見事。それでいてやはり荘厳とした雰囲気を感じさせるのは、大名の庭園が故であろうか。時間があれば庵でゆっくり休むところであったが、そそくさと金沢城へ。
金沢城は再建されたばかりの五十間長屋を展示施設とする広大な敷地の広場になっている。金沢城自体は現存しないが、見学施設である五十間長屋はできたての新しさを感じさせるものの、加賀百万石の歴史にふさわしい巨大な城郭であることは間違いなく分かる。城下には花壇などもあって、威風堂々たる中にも心休まる場所を見つけた感じである。

それにしても良く歩いた1日であった。移動の電車、バスの中ではほとんど寝ていた。
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by mfbox | 2004-09-12 01:16 | 小旅行通信 | Comments(0)