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6月15日(2) 「姫様ご用心」を追いつめる「桜蘭高校ホスト部」

全仏テニス(ローランギャロス)が終わって再開されたwowowアニメ。そのトップを切って再開した「姫様ご用心」。前からボケ投げっぱなしで収拾のつかないアニメだと言って来たが、ここに至って、その放送意義を大きく揺るがしかねない強敵が出現した。それが、「桜蘭高校ホスト部」。
この2番組、同じ「ギャグアニメ」という土俵に立ち、北海道では同じ日に放送されているため、同じネタを両方でやられると、そのレベルの差がダイレクトに番組の質となって現れる。例えば、ただでさえ古くさいと思っていたバナナ滑り。
「姫様#7」罠にハマって行くレスリーを追った姫子が足下のバナナにすくわれ転倒→罠から逃げ仰せたレスリーが同じバナナでさらに転倒(同じボケの応酬)→たまたま姫子のスカートを覗く形に倒れたレスリーを見て勝手に痴漢と勘違い、ショックで記憶が戻る。(話の暴走)
「ホスト部#10」仏壇に手を合わせていた環、場を取り繕おうと慌てて立ち上がったところで足下のバナナにすくわれ転倒→となりにいたハルヒと激突、環がハルヒを押し倒すような格好になってしまった所にハルヒ父登場!(ツッコミ登場)→ハルヒ父激怒も一瞬に環を投げ飛ばしハルヒを庇う。(当然の帰結。ただしハルヒ父に特殊な設定あり(笑))
つまり、ボケにボケを重ねて、暴走したあげく理解不能な形で勝手に物語を帰結させてしまう「姫様」に対し、同じボケでもきちんと落として帰結させ、次の話への流れを作る「ホスト部」とでは、明らかに後者の方が上手。しかも「姫様」はボケとしては貧弱なバナナ滑りを物語の締めに持って来て肝に据えるのだから、余計にストーリーの貧弱さを感じさせるというもの。
そんな後塵を拝する「姫様」にさらに追い討ちをかけるかのように、「ホスト部」は次回には手挿し人形(パペット)をメインで登場させてきます。同じパペット使いの「姫様」菜花そばなの立場が・・・。既に吉住梢キャラ(「姫様」美涼葵/「ホスト部」宝積寺れんげ)のインパクトではれんげが出番の多い葵を上回っているだけに、これで「姫様」の息の根は止められてしまうのか?
by mfbox | 2006-06-15 19:21 | オタクゴタク(語託) | Comments(0)