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9月18日 熱い暑い!灼熱のファイナル

今週末は、インディのためにツインリングもてぎに来ています。もう秋の足音が近づいてきている北海道・帯広からひとっ飛びで来た関東地方はまだまだ盛夏。あっという間に汗がにじみ出て気持ち悪いのなんの。ホテルに駆け込み即シャワーで初日終了。これが16日のこと。

翌17日、インディは予選日。初のロードコース開催ということもあり、どのような走りが見られるのかワクワクしながら会場入りしたのですが、いまいちな天気予想とは裏腹に、まぁよく晴れて陽射しの痛いこと。肌の露出部分は焼けて黒ずみ、うだる暑さと噴出す汗に気が遠くなりそうに。
それでも、決勝日は席から動くことはしないと決めていたので、この日のうちにいろんな観戦ポイントを巡ることにしました。何しろ巨大なコースなので端から端まで2キロはありそうで、しかも高低差が加わってかなりの疲労度が襲ってきましたが、D席、C席、90度、バックストレートと、様々な特色のコース内で、様々な特徴あるドライバーのドライビングを堪能しました。夕食は餃子でした。

そして迎えた決勝日、18日。かつてない賑わいをもって、当面最後となるインディカーレースを迎え入れました。昨日にも増して強烈な日差しが照りつけ、朝から30度を超える異様なまでの暑さでした。インディジャパンが最後なら私もこの先もてぎを訪れることはないだろうからと、まだ見に行ってなかったHonda Collection Hallに入場してレース開始までの時間を涼しく潰すことにしました。レースカーなどの展示が充実しており、見ているうちに決勝の時間が迫ってきました。すぐさま会場入りしたのですが、昼食の調達に手間取り、席に着いた頃にはウォームアップランが始まっていました。戦闘機の接地飛行やエンジンスタートの掛け声が犠牲となってしまったのは残念。暑いのを除けば好天でもあり、レースとしては最高のコンディションの中、スタートしました。ある程度予想はしていましたが、数周ののち落ち着くと、順位争いもなく、単調なレースが続きました。そしてあまりの暑さがドライバーの精神力をも狂わせたのか、最初のリスタートでダリオ・フランキッティがベテランらしからぬ突っ込みで、上位数名と共に脱落。結局は8位まで順位を戻しますが、シリーズ順位上かなり痛いダメージとなったようです。そのダリオのチームメイト、スコット・ディクソンが他を全く寄せ付けない圧倒的な力の差を見せて見事優勝。もてぎ2勝目、しかもオーバルとロードの両方を征した唯一のチーム・ドライバーとして語り継がれることでしょう。
ところで気になっていたのが、普段とは違うピットの様子で、本来のもてぎとは逆になっていて、戸惑うドライバーやチームが出てくるかと思いましたが、各チームともよく対応してて、特に問題が起こらなかったのは驚きでした。また、これまでのオーバルのように全周を見られるわけではないので、見方は少し変えなければなりませんでしたが、リスタートやフィニッシュの瞬間の観客総立ちはなかなかに痺れました。こんな興奮が今年限りで味わえなくなると思うと残念でなりません。そんな余韻を惜しみたかったのか、レースが終わっても1時間ほど、何をするでもなくサーキット内に留まっている自分がいました。
by mfbox | 2011-09-19 01:38 | 小旅行通信 | Comments(0)