人気ブログランキング | 話題のタグを見る

5月6日 2015冬のアニメ評価

今年最初のアニメ番組評価です。このところ充実した状態が続いていましたが、今期は期待できそうな作品が少なくなんとか10本作品を揃えた状態でした。個人的な期待は幸腹グラフィティくらいで、その他は話題人気先行型が多かったです。ポイント的には微妙な評価だらけでしたが、それでもまぁまぁ見られた今期の各作品評価です。どうぞ。

「SHIROBAKO」(AT-X 全24話 原作:武蔵野アニメーション(オリジナル) 製作:P.A.Works)
(4.6, 4.7, 4.2, 4.4, 4.4, 4.2, 4.2, 3.9; 34.6pt)
 アニメーションスタジオの制作担当となった宮森あおい(木村珠莉)の成長を通じて、アニメ制作のリアルな現場を描いたリアルお仕事ドキュメンタリー。
 本数だけなら絶好調のワーナー川瀬ラインの渾身作で、モデルとなった現実のアニメーターや関係者が容易に想起できるなど水島努監督の好き放題が随所に織り込まれた破天荒作品。それでいて、アニメをちょっと齧ったことのある人なら思い当たったり納得したりするリアルさもたくさん垣間見えて、アニメ制作の世界に容易に入り込めたし、宮森を中心に据えた起伏と感動に富んだストーリー展開も見事で、アニメーターたちの作品にかける熱い想いも感じさせられ、終わってみれば良いことずくめのクール最高評価作品となった。もちろんP.A.の作画力も忘れてはならない。
物語:作品が出来上がるまでの、容赦ないトラブルも含めた過程をリアルに描き、起伏に富んだ展開で、完成後の感動も合わさって、久しぶりに物語として完成された作品に出会えた。
世界観:アニメ制作の現場がリアルに描かれ、まさに現場を見ているような感覚を味わえた。ノンフィクションの強みがフルに生かされていた。
人物:アニメ制作に賭ける情熱を各キャラから感じられた。その分衝突や力量さも容赦なく描かれていた。宮森の健気さにも心うたれた。
作画:ワーナーとP.A.のコラボは初めてだったが、P.A.ならではの丁寧な作画が作品の好印象に確実に影響している。
声優:ダブルキャストも多分に含んでいるにも関わらず、豪華声優陣かつ人数的にも充実しており、若手声優陣で揃えた主人公たちを支える構造が中の人でも出来ていたのが特筆。川瀬さんも声優構成へのこだわりを結構話していました。
魅力:キャラクター(スタッフ)の数が多いながらも、各々の印象を強く持たせる演出上の工夫が見て取れた。性格の善し悪しはあるものの、結果として、キャラクターの印象づけには成功している。
主題歌:OP「Colorful Days」(石田燿子)(3.9)、「宝箱~Treasure Box~」(奥井雅美)(4.1)、ED「Animetic Love Letter」(宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香))(3.9)、「プラチナジェット」(どーなつ◎くいんてっと(宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)、藤堂美沙(高野麻美)、今井みどり(大和田仁美))(4.7)。OPは大御所、EDはキャラソンと使い分けた。全体的に作品の印象を崩さないよう落ち着いた、悪く言えば特徴の見いだしにくい曲中心だったが、第2EDは5人絵の完成と作中の作品の完成がリンクし、じわじわと曲の良さを感じられるようになった。
劇中音:劇中作品のテーマソングなど力を入れている部分もあるものの、ストーリーを見せることに注力したためか、BGMの印象は薄い。

「幸腹グラフィティ」(BS-TBS/TBSCh.1 全12話 原作:川井マコト 製作:シャフト)
(4.2, 4.5, 4.2, 4.5, 4.0, 4.5, 4.6, 4.1; 34.6pt)
 祖母を失ってから1人の食事に不味さを感じていた予備校生の町子リョウ(佐藤利奈)が、週末のみステイすることになった同い年の従姉妹森野きりん(大亀あすか)と食事することで一緒に食べることの美味しさに気づき、食を通じて人とのふれあいを深めて行くお食事ハートフルホームドラマ。
 近年業界を席巻しているきらら系であることと、作品内容から開始前に飯(夜食)テロと話題になった本作。制作がシャフトということも話題で、ひだまりで活躍した伊藤良明を「メシデザイン(作監)」として専属担当を作ったことも特筆。それだけ食事・食材にこだわった作りは原作からのこだわりに忠実であることの証。メシと女子学生だけと言われれば確かにそうだが、強い特徴を備えた作品ではあった。
物語:メシに注目が行きがちだが、食事を通じて深まって行く主人公周りの人間関係もすっかりストーリー立てられていた。
世界観:いかにメシが美味いかに注力しただけあって、食事作りに対するこだわりが随所に感じられた。
人物:食事に対してはがめついキャラたちだったが、随所に互いを思いやる気持ちが感じられた。
作画:さすがメシデザインを設けただけあって、色彩豊かで美味しそうなメシの数々が。
声優:このところのきらら系は作品から声優が飛び出すことが多かったが、所謂シャフト声優で固められた本作は、安心感こそあるが、声優で盛り上がる要素はやや欠けていた感がある。
魅力:原作絵は人物表現が濃いのが気になっていたが、シャフトによって親しみやすい萌え作画に落ち着き、とても見やすかった。
主題歌:OP「幸せについて私が知っている5つの方法」(坂本真綾)(4.8)、ED「笑顔になる」(町子リョウ(佐藤利奈)、森野きりん(大亀あすか))(4.3)。OPはきらら系では珍しく作品に無関係な真綾さんだが、「Try Unite!」を生み出したRasmus Faberのサウンドがキラキラしていた。EDはメインキャラによる明るさ満開の元気ソング。お互いの個性が強いハモりが面白い。
劇中音:BGMの面からも料理の美味しさを引き立てていたのが注目。

「純潔のマリア」(AT-X 全12話 原作:石川雅之 製作:Production I.G.)
(4.3, 4.3, 4.0, 4.0, 4.2, 4.2, 4.4, 4.0; 33.4pt)
 魔女が存在する中世ヨーロッパでの戦乱の中で、戦を嫌い魔法で邪魔をする魔女マリア(金元寿子)が、敵勢力や教会、神などと様々な軋轢を生みながらも自らの信念を押し通し行動し続ける中世魔法戦乱ファンタジー。
 中世の英仏戦争を題材に、戦争というリアルと魔法使いというファンタジーを上手く絡めて、面白い作品に仕上げたと思う。キャラクターに入り込める要素は弱かったが、作品総合力は高く、破天荒な中にも芯の通ったマリアの行動に加え、時代を感じさせる表現が惹き付けに貢献していた。
物語:物語を支配するだけの力を保ったキャラクターが不在(マリアはかき回す側で中心足り得ない)の中、時代考証のみでまともな物語構成を作り上げている。
世界観:中世の戦乱期の様子と魔法発動は良く描けていたと思う。また、作品名(純潔)に反して、結構性的にえげつない表現が散在していた。
人物:主人公のマリアが強情な戦争反対派という位置づけで、行動は突飛だが、設定としては安易だったように思う。バラエティ豊かな勢力設定に救われたかな。
作画:作品の世界観を重視し、萌えによらない作画で頑張っていた印象。画面上の情報量が多く、I.G.だからこそやりきれたというのはあるだろう。
声優:声優での注目よりも作品の注目の方が大きかった。声優ポイント的には弱いが、キャラクターを重視し声優知名度に頼らない点は感服。
魅力:萌え要素を排していることもあり、キャラクターの魅力はやや乏しいが、性格面などでキャラクターの特徴付けがなされ、魅力を見いだすことは出来ている。
主題歌:OP「Philosophy of Dear World」(ZAQ)(4.7)、ED「Ailas」(TRUE)(4.0)。OPは盛り上げを優先した疾走感に富んだ楽曲。EDは歌い上げが印象的。
劇中音:戦時や魔法発動時などBGMに依存する要素は多かったはずだが、それで盛り上がった感じは無かった。印象が弱かったのだろうか。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」(AT-X 全13話 原作:バンダイナムコエンターテインメント 製作:A-1 Pictures)
(4.3, 4.4, 4.1, 4.0, 4.0, 4.3, 3.9, 4.2; 33.2pt)
 一度はオーディションに落ち、次を目指して養成所で練習を続けていた島村卯月(大橋彩香)のもとを訪れた一見不審者のような男から告げられたのは346プロの新プロジェクトの合格通知だった。紆余曲折の末集められた14人のシンデレラプロジェクトの面々が、これまた紆余曲折を経てそれぞれがデビューし、ライブで羽ばたくまでを描いたアイドルサクセスストーリー。その前半戦。
 艦これ、再放送のラブライブと並んで今期を印象づける人気コンテンツ原作多人数アニメの1つ。アイドルマスターとしては、本筋である765プロ(2011年放送)とは別の会社のアイドルたちの話として描かれ、同じように成功物語としての展開を見せている。14人ものアイドルを扱うため、ぶつ切りの心配があったが、むしろ個別ユニットを取り上げた8話以降の終盤への展開の方が見せ場が多く、実際のCDの売り上げを見てもアイドル売りとしては理想的な展開だったと言えよう。盛り上がってこれからという所で、製作の遅れから2クールが分割で7月に延期という憂き目を見ることとなったが、これからが面白くなりそうなので見守って行きたい。
物語:前半はユニットデビューまでの道のりとデビューに差が生じたことによるメンバー間の軋轢を描き、比較的地味に時系列な展開を見せた。後半は各ユニットの話が中心になったが、個々の話の完成度が高かった。ただし、主人公であるはずの卯月が他のキャラの陰に隠れてしまっているが、いいのだろうか。
世界観:まさかのランティス祭り東海初日の雷雨中断が再現されるなど、夢の世界のアイドルの話にあって、現実感がかなり感じられる作りになっていた。
人物:各キャラの個性はあるが常識も持たせているため突出感がない。展開も同様に波乱を極力起こさない作りで、勘違いから盛大にこじらせた本田未央(原紗友里)1人が泣きを見る残酷な結果に。
作画:基本的に良好ではあるが、キャラクターデザインが割とバラバラ。意図してる所もあるだろうが、同じ気持ちの所も表情が異なるとあれっ?と思う所もある。
声優:アイマスシリーズは企画当初から当時の若手声優を決めうちしていることもあり、人気度はバラバラ。それでも先行してる方で内田、大坪、上坂といったレベルではさほど大きなポイントは与えられない。
魅力:それぞれのユニットを組んだときに最も輝く描き方がなされていて、個別ルートの後半で大きく生きた。
主題歌:OP「Star!!」(4.1)、ED「夕映えサンセット」(3.7)(共にCinderella Project)。OPは14人揃ってのライブパフォーマンスを意識した映像で、明るく前向きな曲調がぴったり。EDは個別ルート時に各ユニットの歌がEDに当てられたため聞けた回数は少なかったが、希望を歌ったぐっとくる良い歌です。
劇中音:個別ED含め、アイドルアニメならではの、印象的な挿入歌の導入が見事。

「アルドノア・ゼロ(セカンドシーズン)」(AT-X 全12話 原作:Olympus Knights(オリジナル) 製作:A-1 Pictures+TROYCA)
(4.2, 4.3, 3.9, 4.2, 4.2, 4.0, 4.3, 4.1; 33.2pt)
 火星と地球の人類同士の争いを描いた惑星間戦争ドラマの後半。
 主人公とヒロインが撃たれるというなかなかにショッキングな終焉を見せた前半から19か月の間を置き、彼らの復活が一応は説明できる展開にしてはいるが、前期にあれだけ盛大なパワーアンバランスを提示しておきながら、いつの間にか互角に争っている地球と火星軍など、つじつま合わせのストーリー展開が話の面白味を落としている。ただ、前半では目も当てられない不遇ぶりだったスレイン(小野賢章)の知略をもって火星の権力者にのし上がろうとする展開は見るべきものがあった。
物語:上記の通り物語上の粗さや甘さが目立つものの、スレインを中心とした派手な知略スペースオペラは見るものがあり、前期の伊奈帆(花江夏樹)中心の静的展開とよい対比になっていた。
世界観:戦場が宇宙に広がり、宇宙戦争の雰囲気が出てよりスケール感は大きくなった。ただ、地球側のカタフラクトが地上のデザインのままなのは、宇宙での使用耐性的にどうなのだろう?
人物:主人公たちの心情が戦況に引きずられ気味で、使命感しか感じられず人物描写の甘さが目立つ。
作画:基本的に崩れの少ない良好画で、宇宙を飛行することで火星側のカタフラクトがより格好良くスピーディーに感じられた。
声優:基本前期と変わりない。火星側を中心に新キャラが何名か登場したが、登場シーンが少なく、テコ入れにはなっていない。
魅力:作画的な心酔要素はなく、人物描写が甘い状態ではキャラクターの魅力を引き出すのは難しい。レムリナ(夏川椎菜)のオールマイティーな変身は面白かったが、伊奈帆以外誰も気づかないというのは本当なのか?
主題歌:OP「&Z」(Hiroyuki Sawano[nZk] musik mizuki)(3.8)、ED「GENESIS」(藍井エイル)(4.7)。OPは作品世界を音楽面から彩る澤野裕之による変動を感じさせる楽曲。EDは実力派エイルの力強い歌い上げが印象的。
劇中音:澤野さんの楽曲センスは主に戦闘シーンをハイセンスで引き立てていた。

「艦隊これくしょん~艦これ~」(HBC 全12話 原作:DMMゲームス 製作:ディオメディア)
(3.9, 4.3, 4.1, 4.1, 4.2, 4.3, 4.3, 4.0; 33.2pt)
 伝説の日本艦隊を擬人化し、史実の海戦をもとに、艦娘たちが片や女子会の如く賑やかに訓練や私生活に励み、片や強大な敵勢力に立ち向かうべく勇気と緻密な作戦で海戦に挑む擬人化艦隊戦争ファンタジー。
 このところのミリタリーアニメと擬人化の流行から昨年一大ブームとなった艦これ。ゲーム発で個人的にあまり興味がなかったが、視聴環境に恵まれて見てみた。結果的にはストーリーの悪さに引きずられてあまり楽しんだ印象は残っていないが、キャラクターに恵まれ、声優の役数などの話題もあった。
物語:史実に忠実に描いた結果暗い物語になった印象。キャラクターアニメでありながら中途半端にシナリオにこだわったのが仇となった。
世界観:海戦そのものは、飛び道具を使った少女同士の戦いで、大戦の雰囲気とは程遠いが、艦隊を維持する日常的なシーンでのキャラクターメインの雰囲気はこの作品独特のもの。
人物:卓越しているわけではないが、キャラクターの感情が随所に表現され、擬人化艦であることを時折忘れそうになる。
作画:ゲームのままだと雑な表情が豊かに表現されているのはアニメならでは。とはいえ、優れた作画というわけではない。
声優:同系列の艦隊を同じ声優が声をあてる縛りがあり、声優さんの声の使い分けが芸達者のレベルに達している。
魅力:昨年大流行しただけあって、キャラクターへの入れ込みようははたから見て凄いものがある。ただ、それだけの人気ぶりを映像で再現できていたかは微妙。
主題歌:OP「海色」(AKINO with bless4)(4.7)、ED「吹雪」(西沢幸奏)(3.8)。OPはAKINOの歌い上げが心を震わせて、泣けてくる曲になっている。ただ、艦これのテーマである必要があったかは疑問あり。EDは新人さんの割りには聞き応えがある感じはする。
劇中音:戦時の砲撃音は娘たちが艦隊であることを再認識させてくれるが、その他BGMの強い印象はない。

「蒼穹のファフナー~EXODUS~」(AT-X 全13話 シリーズ構成:沖方丁 製作:XEBEC)
(3.9, 4.5, 4.2, 4.4, 4.4, 3.8, 4.0, 4.0; 33.2pt)
 近未来において、宇宙生命体フェストゥムとの戦闘状態にある地球にあって唯一沈黙を守っていた竜宮島だったが、フェストゥムに追われながら竜宮島を目指して来た1機の輸送機およびその乗員との邂逅を契機に、竜宮島の人々が再び戦乱に巻き込まれて行く様を描いた近未来バトルアクション。
 前作は私がアニメを見るようになる前で、一大旋風を巻き起こした当時のことは知らない状態で視聴した。機体の動きが派手なこともあって、前知識がないなりには楽しめたと思う。
物語:前作を見てないことによる不利はやはりあり、なぜここまで絶望的なのかという物語の前提を理解できていないままでは満足な楽しみ方はできない。
世界観:前作の積み上げがあるとはいえ、いたずらに悲壮感をあおり、視聴者の心を容赦なく締め付ける世界観の醸成は見事。
人物:絶望を一度味わっているが故の各キャラの心理的苦痛が見ていて心苦しくなる。それだけ、心理描写はしっかりできていたということでもある。
作画:戦闘シーンの作画がとにかく見事。縦横無尽に素早く動き回る機体や恐怖感をあおる敵の強さも十二分に描かれている。
声優:豪華かどうかの判断は分かれるところだが、キャストの多さは今季随一。前作からの継続を維持する必要もあり、キャスト集めは苦労したと思われる。
魅力:これだけ心理面で抉られたら、魅力を感じろという方が無理。
主題歌:OP「イグジスト」(4.2)、ED「暗夜航路」(3.8)(共にangela)。ファフナーと言えばアンジェラというわけで、本作でも印象深い楽曲を残しているOPは派手な楽曲ながら悲愴感を併せ持ったアンジェラ節全開の曲。EDは先の見えない未来を感じさせるバラード。
劇中音:印象的な劇判があるわけではないが、盛り上がりを感じられるだけのBGMは備わっていたのだろう。





「神様はじめました◎」(TVH 全12話 原作:鈴木ジュリエッタ 製作:トムス・エンタテインメント)
(4.2, 4.4, 4.0, 4.2, 4.2, 4.2, 4.4, 4.0; 33.0pt)
 ふとした出会いから古びた一寺社の守り神になった桃園七々生(三森すずこ)とその神仕である妖狐の巴(立花龍之介)らによる、神界に絡んだ様々なトラブルに巻き込まれるハートフルドタバタ神道ラブコメディ。
 この作品が2期を迎えるとは予想していなかったが、今季の中では安心して視聴できる作品の1つだった。1期の雰囲気をそのままに、ちょっとずつ風呂敷を広げ、これまでのキャラクターのお家事情を掘り下げたりして、培ってきた世界観を崩すことなく、それでいてコメディと恋物語を見事に融和している。一見ポイント的には伸び悩んでいるように見えるが、1期に比べれば大躍進である。
物語:神様系の作品も一般化してきて、用語的には聞きおぼえある言葉が多数出てくるが、この作品ならではの消化のしかたで、独自性のある面白い物語を作り上げている。
世界観:神話側に話の中心を据えたことで、世界観の作りこみが重要な要素となったが、判りやすい演出で見事な舞台を見せてくれたように思う。
人物:みんな素直じゃないねぇ(笑)。ただ、その癖のある性格が嫌味になっていないのが重要なところ。
作画:キャラ画に男女差をあまりつけず、また神話世界の雰囲気もよく出た良好な作画。
声優:声優だけに限れば腐向けを満たす充実の男性声優陣。今期は舞台が神話寄りだったこともあり、前作以上に男キャスティングが充実していた。
魅力:主要サブキャラの事情に一歩踏み込み、人物としての魅力が上がったように思う。女性陣が少ないだけに、男性側の魅力付けには腐心したようだ。
主題歌:OP「神様の神様」(3.9)、ED「おとといおいで」(3.7)(共にHanae)前期同様独特な歌唱を見せるHanaeの印象的な歌声が魅力的。OPは明るくダンサブルに、EDはしっとりと落ち着きある曲になっている。
劇中音:個々のBGMが、緩い雰囲気と神妙な雰囲気とのメリハリを担っていた。

「デュラララx2 承」(BS11 全12話 原作:成田良悟 製作:朱夏)
(4.3, 4.1, 4.0, 4.1, 4.5, 3.8, 4.1, 4.1; 33.0pt)
 ギャング同士の争いに一応終止符が打たれ、仮初めの平穏を取り戻した池袋で再び起きる様々な事件と、それに巻き込まれるキャラクターたちの複雑に絡み合う関係を描いたデンジャラスヒューマングラフィティ。
 物騒な町池袋を描いた前作の大成功から5年、まだまだ池袋の黒い闇は終わらないとばかりに、今度は3部作として、分割3クールで作られるうちの最初のクール。複雑に絡み合う人間関係は健在だが、展開の意外性に欠けた感があり、高揚感を持って見ることが出来なかった。
物語:池袋で起きる様々な事件と、それに主要キャラたちが絡んで話が網の目状に広がって複雑に広がって行く、ハラハラドキドキの展開は今回も健在だが、ストーリーの卓越性は前作に比べると少し劣る。
世界観:セルティが自由に駆け回りすぎている気もするが、物騒な町池袋という作品の中のイメージを植え付けるのには成功している。
人物:良い奴を探す方が難しい本作であり、モノローグも控えめで、各キャラが何を考えているのか読みにくい。ただ、行動してしまうと急に解りやすくなるのも不思議。
作画:元々人物をきっちり描く作画とはなっていない作品なので、概ね動きが問題なければ合格点。ちなみに朱夏は1期製作陣の再立ち上げアニメスタジオ。
声優:前作からの継続含め、声優の充実度はかなりのもの。重要新キャラには下野、藤田など聞き馴染みの深い人気声優を起用しているのも◎。
魅力:人の醜い所が出やすい内容なだけに、魅力的な点では負の方向にしか働かない。
主題歌:OP「HEADHUNT」(Okamoto’s)(4.1)、ED「NEVER SAY NEVER」(Three Lights Down Kings)(4.1)。1期のとき同様、OPはロック調、EDはテクノテイストのイメージ。今回は無名グループだったこともあり、何となくいい感じの曲というだけで終わってしまった。
劇中音:この作品独特の少し間の抜けたBGMが、作品世界を引き立てているのは確か。ただ、新鮮味に欠ける部分はある。

「冴えない彼女の育てかた」(ひかりTVビデオ 全13話 原作:丸戸史明 製作:A-1 Pictures)
(4.1, 4.0, 4.1, 4.3, 4.0, 4.2, 3.9, 4.0; 32.6pt)
 しがない高校生オタクの安芸倫也(松岡禎丞)は、春の登校中に、桜舞い散る中坂の上で佇む少女にインスパイアされて、美少女ゲームの制作を決意する。ゲームの開発に協力を依頼した裏では人気18禁同人漫画作家の沢村・スペンサー・英梨々(大西沙織)と実は人気ラノベ作家の霞ヶ丘詩羽(茅野愛衣)、そして実は佇んでいた少女だったクラスメイトの加藤恵(安野希世乃)らで同人ゲームの完成に向けて努力する様子を描いたゲームクリエーションラブコメディ。
 人気ライトノベル原作であり、ノイタミナで放送される(しかも13話とノイタミナでは見られなかった話数)ことも話題となり、今期の中では人気の高いアニメとなった。自主制作作品の出来るまでを描くリアルグラフィティの側面も持っており、魔王やらハーレムなど最近流行のライトノベル作品とは一線を画してもいる。個人的にはもうちょっとポイントが伸びると思っていたが、突出する項目が無く、平凡なポイントに終わった。
物語:もの作りの過程での各キャラの様々な悩みを見せながら、ピースを埋めるように徐々にゲームの完成に近づく様子が時系列的に展開している。
世界観:やっていることと学校生活との乖離が大きい分やや現実感が薄れる所はあるが、学生生活、およびコミケ前のばたばたした状況など、リアルに描かれている面も多い。
人物:協力者はたいてい癖が強く、恋敵でもあるので何かにつけて衝突するが、ゲームの完成に向けて全力投球する情熱的な面も持ち合わせている。
作画:人物を可愛く描けているのが最も重要。また、ゲーム製作にあたっての重要な要素であるシチュエーションの表現も重要で、製作のきっかけとなった丘の上の少女との出会いも幻想的に描けていた。
声優:矢作さんがいるものの登場は物語終盤で、新進気鋭の若手声優で占められている印象。
魅力:個々人のステイタス的魅力はあるのだが、主力の3名は奇人度がそれを上まりかねず、良識人的立ち位置の恵はつかみ所の無い性格で魅力に乏しい。
主題歌:OP「君色シグナル」(春奈るな)(3.9)、ED「カラフル」(沢井美空)(3.9)。共に彼女らのこれまでの曲にはあまり無かった明るい曲調の歌。
劇中音:終盤出て来た氷堂美智留(矢作紗友里)のバンド活動によってもたらされた曲の数々が光る。逆にそこまでは目立った印象のBGMが無かったことになるが、敢えてそうしてると言えなくもない。

(旧)「スーパーヅガン」(AT-X 全21話 原作:片山まさゆき 製作:スタジオディーン)
(3.9, 4.4, 3.8, 3.8, 4.1, 4.2, 4.6, 4.2; 33.0pt)
 ツキが全くないにも関わらず麻雀から抜け出せない豊臣秀幸(山口勝平)は、不良3人組にひたすら麻雀で負けてハコを繰り返していた。そんなハコ状態に豊臣に久しぶりに再会した早見明菜(大坪純子)は一度は脱麻を強推するも諦め、仇取りのつもりで対戦した麻雀で強運を見せる。そんな豊臣、3人組、早見らを中心に極端な麻雀を面白可笑しく描いたエキセントリック麻雀グラフィティ。
 初回放送は何と1992年で、番組を認識したのはEDテーマがコサキンで良く流れていたことが契機。そのため、当時は一部しか見ておらず、今回が初通し見。ただ、異色で印象的な作風は当時から強く記憶に残っており、作品の完成度は当時から既に先進的であった。当時私もリアル大学生だったため、そのまま麻雀に嵌ってしまってもおかしくなかったが、賭け事に手を出すことを徹底的に避けていたのが、「咲」なども人気になった今にしてみれば勿体なかったかもしれない。
物語:超展開な面はあるが、単に不良3人組との打牌に留まらない、豊臣が自分を追い求める旅に出るなどの展開の広がりがあった。
世界観:実のところ打牌がセオリーに沿っているかは分からない。それでも雰囲気だけで麻雀の世界に浸れる強みがこの作品にはある。
人物:ツキの無さを楽しむ作品であるが、ツキ無し男を麻雀でひたすら追いつめる展開なだけに、見ていて辛いと感じる時もある。
作画:そもそも作画を求める作品ではないが、概ねデフォルメ採用で、現代に持ってこられるとやはり作画的には厳しいものがあるかな。
声優:今からすれば大御所ぞろいなのだが、如何せん23年前なので、彼らもまだ若手だったろう。
魅力:男たちはひたすら汚れ役であり、早見の魅力を振りまくことに全力が注がれている。麻雀自体の魅力も訴え、麻雀人気の底上げを狙っている節もあった。
主題歌:ED「ジャン・ナイト・じゃん」(三波春夫)(4.6)。この曲を知ったからこそ、この作品に出会えたと言っていいほどの重要なファクター。三波春夫がテクノと融合したというだけでも話題性抜群だった。歌詞も見事に麻雀の心理を付いた内容となっている。
劇中音:ツキの無い演出にこだわりを見せ、効果音も重要なファクターとして機能した。

(旧)「ラブライブ」(TVH 全12話 原作:矢立肇 製作:サンライズ)
(4.2, 4.2, 4.2, 4.3, 3.8, 4.3, 3.8, 4.2; 33.0pt)
 学園が統廃合の危機にある私立音ノ木坂学院に通う高坂穂乃果(新田恵海)は、その事実を知ってショックを受けるが、同じ頃話題となっていたスクールアイドルに目を付け、自分たちがスクールアイドルとなって学園の認知度を上げて統廃合から救おうと立ち上がり、仲間を増やしてスクールアイドルを結成する美少女アイドルサクセスストーリー。
 2014年の円盤売り上げで前人未到の10万枚超えを果たした本作。それを受けて、再び1期から再放送し、放送エリアの拡大により北海道でも日の目を見ることになった。視聴機会が無かったことの他にアイドルアニメにも抵抗感があったため、今回が初視聴となった。これだけの人気になるには理由があるのだろうとは思っていたが、仲間の気持ちを理解し、困難を1つ1つ乗り越えてアイドルとして大成する王道サクセスストーリーで、しかもキャラクターの魅力付きとなれば、なるほど見て納得のいく所ではあった。
物語:スクールアイドル結成、そしてライブへと繋がる王道サクセスストーリー。実際見ていてワクワクする気持ちはあった。
世界観:スクールアイドルが人気になるという所は浮世離れしているが、基本は学園生活と部活であり、そこはリアルさがあった。
人物:多くのキャラクターがいるにも関わらず、メンバー個々の気持ちをしっかり描いていた。
作画:妥協を許さないサンライズ。アイドルアニメでもそこは譲らず、人物画、背景画ともしっかり描かれていた。
声優:作品シンクロのアイドルとして活動が拘束されるため、その点が考慮され、人気が出始めもしくは無名の声優が大半。その点では南條を採用したのは大胆。
魅力:キャラクターの視覚的魅力はやはり大きい。また、穂乃果の元気さがメンバーを結びつけて行く姿は、主人公の魅力をしっかり引き出していた。
主題歌:OP「僕らは今のなかで」(3.8)、ED「きっと青春が聞こえる」(3.8)(共にμ’s)。共に作品の要となる歌で、特にEDは各回でメインとなったキャラによる歌唱ver.が流されるなど、ストーリーに関連づける工夫も行われた。
劇中音:スクールアイドルになる過程で作曲が行われ、挿入歌として何曲か披露されている。

「アブソリュートデュオ」(AT-X 全12話 原作:柊★たくみ 製作:エイトビット)
(3.8, 4.0, 3.8, 4.2, 3.8, 3.9, 3.8, 3.9; 31.2pt)
 ブレイズと呼ばれる魂の具現化による武器の創造が可能な若者を集め、訓練を行う学園に入学した九重透流(松岡禎丞)。学園のルールにより在学中常時行動を共にする相手であるデュオが、入学式前に通学路で出会った少女ユリエ=シグトゥーナ(山本希美)となり、透流とユリエの、戸惑いながらも信頼を高め合って、強大な敵に立ち向かって行く学園バトルアクションファンタジー。
 今期集中したライトノベル原作作品の1つで、唯一「○○の●●」でないタイトルだったことから当初より視聴対象としていた作品。ただ、ライトノベル原作全般的にありきたりな設定、男女関係はこの作品でも例外でなく、テンプレートな流れは精霊使いの剣舞を彷彿とさせた。お色気やハーレム方向に依存せず、バトルで魅せていたのは評価に値するが、難敵を倒したにもかかわらず、大ボスではないため解決感に乏しいのが話の薄さを感じずにはいられない。ラノベを12話でやろうとするとこうなるという悪い典型だったように思う。(多分対局にあるのは鬼の大将を倒したモモキュンソード。)

「聖剣使いの禁呪詠唱」(AT-X 全12話 原作:あわむら赤光 製作:ディオメディア)
(3.7, 3.8, 3.8, 3.8, 4.0, 4.1, 3.5, 3.9; 30.6pt)
 前世の記憶が断片的に蘇っていた灰村諸葉(石川界人)は、同じように前世の記憶に目覚めた若者たちが通う学園に入学し、そこで記憶のあった2人の少女と出会う。この出会いを契機に、様々な場面で前世の記憶を思い出しながら、かつて自身が持っていた強大な力を目覚めさせて敵に立ち向かって行く超世代異能バトルファンタジー。
 上記アブソがテンプレが過ぎて切る可能性を感じたことから急遽視聴対象に加えたラノベ原作作品。結果的にアブソは持ち直したものの、こちらも各所で話題となっている別の理由から視聴を継続した。その話題の作画の劣悪さを逆手に取った笑いへの昇華は、多くの視聴者とともに突っ込みを禁じ得なかったが、肝心の物語の方は、前世と現世が複雑に入り組んで、敵勢力が何なのか分かりにくかった。とりあえず、あのなる(ハナヤマタ)からは想像もつかない上田さんの演技には感心した。

「みんな集まれ!ファルコム学園SC」(AT-X 全12話 原作:新久保だいすけ 製作:ダックスプロダクション)
(3.6, 4.0, 3.8, 4.0, 4.2, 3.5, 3.4, 3.7; 30.2pt)
 日本ファルコムの人気ゲーム作品に登場するキャラクターを面白可笑しくデフォルメしてファルコム学園に集め、ハチャメチャな学園生活を描いたスピンオフ作品の第2期。
 2期になり、さらにキャラクターが入り乱れ、そろそろ私も誰が誰で何の作品のキャラかとか全く掴めなくなって来ているが、5分アニメをいいことに好き放題ギャグに走りまくっているので、面白さだけは何となく伝わって来る。ただ、そろそろ原作信者が泣きそうなので、いい加減にしてあげてほしい(笑)。

「みりたり」(AT-X 全12話 原作:まもウィリアムズ 製作:Creators in Pack)
(3.2, 3.3, 3.0, 4.1, 4.0, 3.9, 3.4, 3.3; 28.2pt)
 父親が戦争の英雄扱いされている所為で命の危険があった矢野宗平(山谷祥生)を守るため派遣されたはずのルトガルニコフ中尉(東山奈央)とハルカ少尉(佐倉綾音)が、宗平の家のことも考えず好き放題に暴れまくるミリタリーバイオレンスコントアニメ。
 声優陣だけはツボを抑えて来たが、内容は結局爆発しか無かったように思う。いくらギャグが優れていても、常識で動いてくれないキャラは嫌悪感を抱かずにはいられない。その面ではあいまいみーと同じ。

(旧)「てさぐれ!部活もの あんこーる」(日テレPLUS 全12話 原作:石ダテ コー太郎 製作:ヤオヨロズ)
(3.8, 4.1, 4.0, 3.7, 3.8, 4.0, 3.6, 3.9; 30.9pt)
 「年を取らない」メタ設定により卒業が無かったことにされた鈴木結愛(西明日香)と佐藤陽菜(明坂聡美)が再びてさぐり部に戻って、これまで通り様々な部活をネタに、部活動のあり方を検証するアドリブ日常系部活コントアニメの第2期。
 やっていることは1期とそれほど変化は無い。アドリブのキレがものを言う番組で、「年を取らない」から始まりメタ設定が多用されたり、モブ子(上田麗奈)が割と絡んでくるようになったのが特筆する所かも。上田さんの1人多役が話題になったのもこの作品から。

(旧)「てさぐれ!部活もの」(日テレPLUS 全12話 原作:石舘光太郎 製作:ヤオヨロズ)
(3.6, 4.2, 4.0, 3.7, 3.8, 4.0, 3.6, 3.9; 30.7pt)
 入りたい部活に迷っていた田中心春(大橋彩香)が半ば強引に加入させられたてさぐり部で、3人の先輩たちと、様々な部活のあり方を議論しながら、「自分らしい部活」探しをするアドリブ日常系部活コントアニメ。
 gdgd妖精’sなど一部方面でにわかに盛り上がっている声優アドリブアニメの系譜を継ぐ作品。自分たちがやりたい新たなクラブ活動の模索という形で、学園の様々な部活をネタにコントを繰り広げる斬新なスタイル。アドリブパートでは中の人のテンパリ具合が如実に現れ、破天荒な回答には結構笑わせられた。ストーリーを求められないので、得点が低いのは仕方ない。

(旧)「健全ロボダイミダラー」(AT-X 全12話 原作:なかま亜咲 製作:TNK)
(3.7, 3.4, 3.6, 4.0, 3.9, 3.7, 3.6, 4.1; 30.0pt)
 突如地球に現れたペンギン帝国に対抗すべく、ロボット・ダイミダラーを開発した秘密組織だったが、操縦できる者がいなかった。そこに現れた熱血エロ高校生真玉橋孝一(島崎信長)が、ダイミダラーを動かせると分かり、そのエロさはそのままに、ダイミダラーを操りペンギン帝国と争いを繰り広げるロボットバトル・セクシーアニメーション。
 初回放送当時は他のアニメを見るのに忙しく切っていた作品だったが、時間的余裕の出来た今期に再放送があり視聴した。下世話な話で、やたら胸を揉みしだいたり、必要以上の肌色成分が露出しエロ方面に大きく傾いていたが、主人公を一旦退場させたり、人間がペンギン化したりするなど破天荒な展開を混ぜつつ、割と面白く意外性のある展開を見せていたように思う。ちなみに同時期放映は一週間フレンズとかなので、そのとき見なかったのは正解だったかも。

(旧)「ロボットガールズZ」(Animax 全9話 製作:東映アニメーション)
(3.5, 3.6, 3.5, 3.9, 4.0, 3.8, 3.5, 3.8; 29.6pt)
 新しいエネルギー「光子力」の宣伝のために働いているロボットガールズたちが、あまり成果の出ない光子力を狙う敵勢力と所構わずバトルし、練馬区の住民たちに迷惑をかけまくるシュールギャグ擬人化ロボットバトル。
 それぞれのキャラの元となるロボットは過去の名作から引き出しているが、見た目は破天荒美少女ものであり、面影はほとんどないため、ロボットアニメの括りにはどう頑張っても入らない。やってることがハチャメチャで、ただ見てる分には面白いが、時に何も残るものは無かった。
by mfbox | 2015-05-07 00:25 | オタクゴタク(語託) | Comments(0)