人気ブログランキング | 話題のタグを見る

4月16日 今季のアニメ個別評価(7)灼眼のシャナII

「灼眼のシャナII」(biglobe 全24話 原作:高橋弥七郎 製作:J.C.STAFF)
(3.8、3.9、4.0、4.3、4.3、4.2、4.0、3.9; 32.4pt)

 今季のアニメ評価第7弾は、ライトノベルの人気作品「灼眼のシャナ」のアニメ第2期です。私は原作も1期も未見ですが、話題性の高い作品ということもあり、視聴だけでもと思って見ました。
 アニメとしてはそれなりに楽しめた部類に入るが、結局最後まで1期を見ずに視聴したことによる設定の理解不足が尾を引いて十分な満足が得られなかったのは事実。また前半の大部分を平凡な日常で済ませたのは、期待していたものと違うという多くの意見に賛同である。もう1つの問題は、大スケールの戦闘でも長くても2話で済まそうとする妙な暗黙が存在したこと。戦闘だけで3話以上だと間延びするとでも思ったのだろうか?これらの結果としてストーリーバランスがおかしくなり、面白さを半減してしまったことは想像に難くない。結局この作品も平凡に終わり、J.C.STAFFの評価はクール3本体制後ゼロ2期、キミキス、シゴフミと凋落の一途。数多くの名作を生み出してきたこの会社にも落日がやってきてしまったのか。

物語:原作がどうかは知らないが、このアニメに関しては正直惹き込まれるものを感じられなかった。
世界観:何となくスケールの壮大さは感じたが、1期未見のせいもあって理解に苦しんだ。
人物:心情の変化や葛藤が印象的なキャラは何人かいたが、それがメインキャラで感じないのが拙い。最好キャラですが、今回は田中栄太(近藤孝行)を選ばせてもらいます。
作画:今期のJ.C.では一番良い。その分他の2作にしわ寄せが行った格好。戦闘シーンでシャナの顔が崩れていたのはわざとなのだろうか。
声優:ジェネオン一押しなだけあって、人気所が揃っている。でも話がついてこず、声優人気頼りと思われても仕方ない。
魅力:シャナのツンデレとか、その他諸々各キャラクターの見て欲しい萌えポイントは何となく分かったつもり。キャラ画は綺麗で、ここはJ.C.の面目躍如か。
主題歌:OP:「JOINT」川田まみ(4.0)、「BLAZE」KOTOKO(4.5)、ED:「triangle」川田まみ(3.6)、「sociometry」KOTOKO(3.7)。OPは、JOINTは良曲ながらこのところのI'veのハードロック調に飽きつつあったし、BLAZEはKOTOKOだからこのポイントだが、正直このアニメにあってるかは疑問。EDは共に印象薄め。
劇中音:心に響いて来るような効果音は覚えが無い。特に日常パートの前半にその傾向が強い。後半の戦闘パートは展開について行くので精一杯で音まで気にしていられなかった。

次の作品は、とある一家のゆるーくまったりな日常を描いたコメディの、製作会社を変えた第2期です。
by mfbox | 2008-04-17 00:25 | オタクゴタク(語託) | Comments(0)